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人気のカウンターキッチン!使いやすいレイアウトやメリット・デメリット?
暮らしのヒント

キッチンからダイニングやリビングを見渡せるカウンターキッチン。お料理をしながら家族とコミュニケーションをとれるだけでなく、フルフラットなタイプは大きな開放感も得られますね。カウンターキッチンのメリットやデメリット、使いやすくするためのレイアウトの工夫などを、建築士にお聞きしました。

記事目次

  1. カウンターキッチンって何? 最近人気なのはどんなタイプ?
  2. フラットなカウンターキッチンのメリット・デメリットは?
  3. 壁付けタイプのキッチンをカウンターキッチンにリフォームできる?

カウンターキッチンって? 人気なのはどんなタイプ?

主なキッチンのレイアウトは、オープンタイプとセミオープンタイプ

カウンターキッチンとは、キッチンとリビング・ダイニングとの間にカウンターのあるタイプ。リビング・ダイニングと壁などで仕切られていないオープンなものと、コンロの前の壁や吊り戸棚でリビング・ダイニングと一部仕切られているセミオープンなレイアウトがあります。

キッチンは隠したいけど子ども達の様子も見たい。両方の願いを叶えたカウンターキッチン

キッチンカウンターの形状にはいろいろあるが、これまでの主流だったのは「ステップ対面式キッチン」と呼ばれるタイプ。リビングやダイニングに面した壁がキッチンの天板よりも高く立ち上がっていて、幅15~30cm程度のサービスカウンターが付いています

かつてキッチンはリビングやダイニングから隠したい場所でした。しかし、独立したキッチンでは、リビングにいる子どもの様子が分かりません。調理中の手もとや、散らかった調理スペース、コンロの上を隠しながら、子どもや家族とコミュニケーションがとれるステップ対面式キッチンは大人気になりました。サービスカウンターの幅を広げて椅子を置き、軽食を食べたり、子どもが宿題をするテーブル代わりのスペースとしても使われています

リビングやダイニングに面したキッチンの壁が立ち上がったステップ対面式キッチン。
カウンター部分は、お皿を置いてテーブルへ運んでもらうなど料理のサーブをするのに使うため「サービスカウンター」と呼ばれています。

開放感がさらにアップ♪フラット対面式キッチン

リビング・ダイニングとの間に間仕切りがなく、開放感を生むカウンターキッチン。最近は、キッチンのカウンターがそのままダイニング側に伸びている『フラット対面式キッチン』が人気です。

設備メーカーのショールームで一番目立つ位置に展示されていることが多いことからも、人気の高さがうかがえます。最近は収納にさまざまな工夫がされていて、出しやすく片付けやすい、散らかりにくいキッチンになっています。そのためキッチンが見えても平気に。人工大理石の天板やカラフルなシンクなど、インテリアとしてもおしゃれなデザインが増えていて、むしろ見せたいキッチンになってきていることも、フラットなカウンターキッチンの人気を後押ししているといえるでしょう。

最近のカウンターキッチンで人気のフラット対面式キッチン。壁の立ち上がったステップ対面式キッチンと比較しても、ダイニングとの一体感がよりアップする

フラットなカウンターキッチンのメリット・デメリット?

フラット対面式キッチンは手伝いやすく、大きな開放感♪

●キッチンの反対側からもお料理や片付けに参加しやすい

カウンターがフラットになっている場合の大きなメリットは、キッチンの反対側からも手伝いやすいことです。

今は『つくる』と『食べる』の距離が近くなっています。カウンターキッチンで、フラット対面式キッチンの最大のメリットは、反対側から料理や片付けに参加しやすいこと捉えています。
みんなでキッチン内に入ると狭くて動きにくい。だからといって広くすると背面収納まで距離があって使いにくい。リビング・ダイニング側から家事のシェアができるフラットなキッチンなら、みんなで動きやすいですね♪

●開放感がアップします

カウンターキッチンの特徴は、リビングやダイニングとの一体感から生まれる開放感や明るさです。キッチンが孤立せず、料理をしているときも家族の気配が感じられ一緒にいられます。

今はキッチンがどんどん開放的になってきています。吊り戸棚を付けない人も目立つようになってきました。吊り戸棚を付けない場合のポイントは収納量が不足しないか。キッチン下の収納の主流が引き出しタイプになって収納量や収納効率はアップしましたが、足りないようなら背面の壁に収納効率の高い壁面収納を設置し、収納量を確保しましょう。

油や匂い、水の音が気になる・・・解決策は?

●リビング、ダイニングの床に油に付着

オープンなキッチンの悩みのひとつが油による汚れです。炒め物などの油は1mくらい飛ぶので、キッチンだけでなく、ダイニングやリビングの床も油で汚れ、こまめな床掃除が必要となってきます。こちらは、コンロまわりを壁で囲うプランにすれば、壁を拭くだけで済みます。

コンロ部分は間仕切りが設けられているプラン。ガラスの間仕切りにすれば開放感や明るさが妨げられないです。ガラスは汚れが目立つので、油汚れがついたら早めに拭き取っておきましょう。

●魚を焼く匂いが部屋(LDK)全体に広がる

肉や魚を焼く匂いがリビングやダイニングにも漂うのが気になる、という人もいると思います。匂いを軽減できるよう換気扇をうまく使いましょう。料理を始める10分くらい前から換気扇をまわして空気の流れをつくっておき、料理のあとも30分くらいは換気をしておくのがオススメです。最近では、魚を焼くときの煙をカットする機能が付いたグリル付きコンロもあります。

●水はねや水の音が響いて気になる

食器を洗うときにダイニングとの間のカウンターや床が濡れるのが気になるという声もありますね。その場合は、水はね防止になる水はねガードを設けるとよいでしょう。
また、シンクに当たる水の音が響いて気になるなら、水がシンクに当たるときの音を軽減する静音性能の高いキッチンを選ぶことで、水の音の悩みは解決できます。

壁付けタイプのキッチンをカウンターキッチンにリフォーム?

カウンターキッチンに変更する場合の注意点

壁付けタイプのキッチンをカウンターキッチンにしたくても、実現できないことがありますよね。

独立タイプのキッチンで、リビング・ダイニングとの間仕切りが構造上抜けない壁の場合、マンションで配管の移動がしにくくキッチンで移動できない場合、また、面積不足でカウンターキッチンに変更できない場合もしばしばあります

壁付けオープキッチンから対面キッチンにリフォームする場合、必要な面積が大きくなります。開放感のあるカウンターキッチンで、吊り戸棚をなくせば背面収納が必要になり、キッチンの横や前に人が通るスペースも必要となります。

そのため、既存のキッチンよりも小さなキッチンを選んで、調理スペースが狭くなったり、収納量が減って片付けがしにくくなり後悔することも・・・シンクとコンロの間の調理スペースは最低でも幅45cmから、できれば60cmは欲しいところです。

壁付けオープンキッチンは、狭いダイニングキッチンでも効率的にシステムキッチンとダイニングテーブルが置ける。カウンターキッチンにリフォームする場合、キッチンの広さを十分に確保しないと、ダイニングが狭くなり使いにくくなることもあります。

大きな開放感が得られるカウンターキッチン。特にフラットなタイプはみんなで一緒に料理や片付けがしやすいなど、子育て世帯や料理をつくりながらワイワイ過ごすことが多い家族にはぴったりです♪新築やリフォームの際には、わが家にとって使いやすいかを考えてキッチンをプランニングして頂きたいです。